2017年3月18日土曜日

【家庭教師アンケート】息子の高校受験を終えたお母さんの回答

●●さんへ

高校合格おめでとうございます。合格発表の当日、お母さんからLINEでご一報を頂いたときはとても嬉しくて職場の休憩室でガッツポーズしました。本当によかったですね。

家庭教師として●●君を教えたのは彼が中学二年生の五月からでした。19カ月のあいだ一緒に勉強したことになります。決して短くはない期間、毎週ご自宅へ上がらせてもらって仕事をさせて頂きました。これまでの厚い信頼と無数のお心遣いにあらためて感謝申し上げます。

今は公立高校の後期試験も終わり、中学校の卒業式を間近に控えていらっしゃいますね。親として子の将来のための学生生活を支える。そこには様々な想いがあったことと思います。そのあたりをお二人に質問させて下さい。●●さんの家庭教育にご縁のあった教育者として、その声を大切に受け取り、今後の教育活動に生かしたいと思っています。


一、第一志望校の合格の知らせを聞いた。そのときの気持ちを教えてください。

うれしかったです。私立の学費とくらべて金銭的にも安心しましたが…
とにかく、息子の頑張りが報われてよかった。すごく清々しい表情をしていたので、努力することはムダにはならないと本人も感じてくれたのだと思いました。


二、その日、ご夫婦でどのような会話をされましたか。

息子は勉強が嫌いだから遠くの高校では通うのもきっと嫌になってしまうので、近所の学校に決まって良かったという事。高校に入ってから自分のやりたいことが見つかればいいという事。あとは、千明先生があきらめずに頑張ってくれたという話をしました。


三、家庭教師に任せようと決めた。当時はどのような状況で、どんな想いを抱えていらっしゃいましたか?

息子はADHDであると診断されています。集団授業では集中できず、塾では学校の授業と同じでうまくいかないと思いました。家庭教師は息子のレベルに合わせて一対一で授業をしてくれるので本人のためになるだろうと。先生との相性も不安でしたが、合わなければ変えてもらえるというシステムだったので信頼しました(当時は家庭教師センターを利用)。息子は本当にめんどくさがりで塾に行く時間をムダだと思ってしまうから、自宅に来てもらえる家庭教師に決めました。


四、わが子に勉強してほしい。高校へ進学してほしい。そのお考えには、どのような願いが込められているのでしょうか。

大学に進むにも専門学校に進むにも高校に行くのは当たり前であって、就職するにしても中卒では選択肢が少なくなってしまう。あとで後悔しても高校生になることはできないので、とりあえず高校に行って自分の可能性と見える世界を広げ、何か夢中になれるものを見つけてほしいと思ったからです。また高校受験という経験を通じて、頑張って勉強して何か一つのことを成功させた、という自信をつけてほしかったからです。  


五、最後のご挨拶に伺った日、お母さんは恐縮しながら「先生に本当に任せっきりで」とおっしゃっていましたね。僕はいつも、お二人から信頼して任せてもらっているのだと、有り難く感じていました。
僕を家庭教師として信頼できると感じて下さったのはなぜですか。

前は大学生の家庭教師で、開始時間ぴったりに来て終了時間ぴったりに帰り、 やる気があまり感じられなかった。指導当日になってからの急な予定変更も度々ありました。千明先生は息子の集中力によっては指導時間を前後したりと、一番に息子のことを考えて授業をしてくれていた。何回か授業をしているのを見て、息子もすごくやる気が出ているし「先生の授業はわかりやすいし楽しい」と言っていたので信頼できました。



ご回答ありがとうございました。 


最後に。

家庭教師の仲介センターから引き継いだときに手渡された指導カルテが手元にあります。保護者からの期待として次のことが述べられていました。

「先生はできれば男性で、礼儀と常識のある人」
「学校のテストで平均点がとれるようになる」
「第一志望は八千代東高校」

当初の願いと頂いた信頼に応えることができたのであれば、それは皆で力を合わせた賜物であり、僕としては本当に喜ばしい限りです。●●さんとご縁があってよかったです。
ありがとうございました。